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【特集1】冬は香川の山里へ。

五名ふるさとの家の外観写真

香川の山里を巡る旅。
その最大の魅力は、飾らない笑顔で迎えてくれる里のお母さんたちかもしれない。
自然に分け入っての体験、人情あふれる民宿での一夜、素朴ながら心のこもった料理。
お母さんたちとの触れ合いが忘れがたい時間になる。
香川の冬は山里があたたかい。

私たちの山里へいらっしゃい。

五名(ごみょう)の里に招かれて

 香川県の東端、東かがわ市には、「五名」という山里がある。讃岐と阿波を結ぶ重要な街道が通り、旅人を迎え、お遍路さんをもてなしてきた交通の要所である。その歓待の気風は今も伝わり、山里暮らしの日常に、そのまま招き入れてくれるような心地よい時が流れていく。

山里の写真

 五名の里人は、今なお隣近所で声を掛け合い、助け合って暮らす。高齢化と人口減少が進む中で、その絆は「五名活性化協議会」の結成となった。協議会のそれぞれの組織が、訪れる人でにぎわう町にしたいと、祭りやコンサートを開催し、「五名で遊ぼう!」と題した体験メニューも用意している。

五名活性化協議会メンバーの写真

おもちゃの写真

心温まる冬の山里

 その拠点となるのが、「五名ふるさとの家」。里のお母さんたちが集まって、それぞれの持ち味を生かしながら運営している。毎週土曜日のみの店開きであるが、自慢の品を持ち寄って、笑顔の絶えない産直市が始まる。折々の山里体験の受け付けもここで行い、冬はシイタケ栽培の体験を受け入れている。

シイタケ栽培の体験の写真

 昼時には、イノシシカレーの魅惑的な香りが漂ってくる。五名のイノシシ肉はおいしく美しいと定評があるが、この販売を手掛けるだけでなく、カレーライスとしても提供している。「五名ふるさとの家」の奥側は飲食スペース。火鉢にあたりながら食べるお母さんたちのイノシシカレーは、特別おいしく感じられる。

 五名とその周辺には、白鳥(しろとり)温泉があり、民宿「五名やまびこの宿」もある。この冬、心も温めに訪ねてみたい山里である。

火鉢の写真

五名ふるさとの家の写真

ぱりんこの写真